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研究紹介
心臓シミュレータの概要 5/6

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心筋細胞は電気的に興奮すると細胞内のCaイオン濃度が高まり、その結果アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの間にクロスブリッジが形成され力を発生して収縮します。この過程は「興奮収縮連関」と呼ばれ、クロスブリッジの状態を表す時間発展方程式が生理学の分野で提案されています。これと前述の細胞電気生理学モデルから計算されるCaイオンとをカップリングすることにより収縮力が刻々計算されます。興味深いことに、細胞の収縮率は最大で10%−15%程度であるにも拘わらず、心室は一回の拍動でその容積の55−60%の血液を拍出させることができます。このような巧妙なポンプ機能がなぜ実現されるかも本シミュレータにより分析できます。




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