久田 俊明 (Toshiaki Hisada)


1950年東京都生まれ. 専門は非線形有限要素法の理論. 1973年早稲田大学理工学部機械工学科卒業.1979年東京大学大学院工学系研究科修了(工博). 東京大学助手、助教授 を経て1993年東京大学工学部教授. この頃までまさに応用対象としては原子力や宇宙機器 などを扱ってきた. しかし1999年新領域創成科学研究科が本務となる前後から急速に医学 やバイオメカニクスに関する解析依頼が増えてきた. これらには従来の力学の学問体系では 解けない難問が多く、生体の物理を真剣に考えざるを得なくなってきた. すると人工物を相手 にしていた時には気付かなかった素晴らしいマルチスケール・マルチフィジックスの世界が 広がっていることが分かってきた. これも何かの縁だと思うので、これまで研鑽して来た連続体 力学や非線形有限要素解析の概念・手法がどこまで通用するか試してみようと思っている。家族は妻と息子。趣味は子供(年令問わず)と遊ぶこと. 最近は土木作業(大工仕事ではなく) が面白い. 実はこれまでセメントとモルタルとコンクリートの違いも知らなかった. あなたは御存 じでしたか?


参考書籍:
非線形有限要素法のためのテンソル解析の基礎、丸善、1992 久田俊明
非線形有限要素法の基礎と応用、丸善、1995、久田俊明, 野口裕久


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